三陸水産教育研究部門

三陸水産教育研究部門は岩手大学三陸水産研究センターが担当する研究開発と大学教育による人材育成を主なミッションとしています。三陸水産研究センター(以下、「センター」という)は平成25年4月1日に創設され、三陸の水産業の復興に寄与する研究開発と人材育成を目的としたSANRIKU(三陸)水産研究教育拠点形成事業を東京海洋大学、北里大学と連携して推進してきました。この連携体制は三陸復興・地域創生推進機構となった現在でも継続していきます。 当部門の人材育成、研究開発、国際貢献における活動概要は以下のとおりです。

学部・大学院教育

2016年度から開講した農学部食料生産環境学科水産システム学コースでは、2017年度は21名の入学生を受け入れました。また、2017年度から開講した地域創生専攻の水産系の修士課程プログラムに1名の大学院生が入学し、センターで研究を進めています。学部生は3年次後期に釜石キャンパスに盛岡キャンパスから移動して、卒業実験と現場での実習に取り組む予定です。

水産研究開発

三陸沿岸漁業資源の図る研究分野、魚介類の給餌養殖を含めた陸上、海面養殖を主軸とする研究分野、さらに戦略的な水産物のグローバル市場へのアクセスを可能とするため、3分野で研究開発を進めており、これにより生産から加工、流通、販売のシステムのモデルを構築し、そのノウハウの普及と継続的なイノベーションの基盤を整備することに集中する予定です。その実現に向けてはこれまでの政府系の公的競争的資金に加えて民間の様々な形態の投資を加速するための仕組みを構築していきます。センターの教員がその中核を担うのは当然ですが、将来的には自主財源を確保して研究開発を持続的に遂行する体制を整えていきます。

革新的水産モデル事業展開と地域に根ざした国際的自立型教育研究開発拠点形成

上記の目的を達成するための手段として、センターとは独立した仕組みを立ち上げて、経営が成り立つ事業モデルを展開することを模索しています。また、事業モデルの地域への普及、実践的人材育成の場を岩手大学の学生や市民に提供する組織もセンターを中心に創生したいと考えています。 モデル事業は原則として地域の雇用や経済の好循環を生むものを主に育成し、三陸復興の切り札として普及さていきますが、将来は他地域への展開や国際展開も視野に入れています。これによりセンターの研究開発成果は広く世界の水産業の持続的発展に実践を通して貢献できる体制を整えることができると考えています。