公開講座「フィールドセミナー-春をむかえる森をみる-」を開催しました

講座名:フィールドセミナー -春をむかえる森をみる-
実施日:平成31年3月24日(日)9:30~12:00
受講者数:24人(欠席6名)         
定員数:20人程度

【目的】
滝沢演習林10林班にて林道・歩道沿いを散策し、早春の樹木や草本の観察を通じて一般社会人・児童向けの環境教育を行う。

【活動実績】
滝沢演習林で行われるフィールドセミナーの本年度最終回となる「春をむかえる森をみる」が、浅沼晟吾氏を講師として3月24日に行われた。当日は3月下旬にしては気温も低く降雪があったため、雪が小降りになるまで出発時間を遅らせ、浅沼氏によるイベント導入の解説がバスの中で行われた。
本観察会は10林班入り口ゲートから林道を移動し、クヌギ人工林から境界沿いを少し回り再び林道に戻り同ルート引き返す流れで行われる予定であった。散策序盤で、山の神の由来等を説明して安全を祈願したのち、ムササビの巣穴を観察した。観察ルートの地面にあるものは当日の積雪で覆われ発見が困難になっていたため、冬芽の観察などがメインとなった。それでも参加者が見つけてくれたウサギの糞粒をムササビの糞粒と比較するなど、参加者の積極的な姿勢にも助けられた。
冬芽はムラサキシキブ、ヤマモミジ、サワグルミやトチノキが観察された。また、サイカチの実に付いた動物の食痕や、石標上にある小動物の糞によるマーキングなど、姿は見えずとも動物の存在を感じる痕跡を多数見付け、参加者は大いに盛り上がった。タイミング良くアカマツの樹上の繁殖巣にミサゴが立ち寄る姿も観察され、四十四田ダムが近い滝沢演習林ならではの猛禽類も観察することができた。出発時間が遅かったため、クヌギの人工林の手前にてユリノキ、コブシ、ホオノキの枝の匂いを参加者に嗅ぎ分けてもらったところで、元来たルートを戻った。
今回は定数いっぱいの申し込みにキャンセル待ちもあったが、悪天候によりキャンセル等6名の欠席があり24名の参加となった。10林班までの参加者の移動や一回に観察できる植物を考慮すると、20名から今回の人数程度でちょうど良い雰囲気であった。参加者からの評価は好評であった。

地域社会のまち・ひと・しごと創生の実現を目指す教育研究及び
社会貢献の推進に取り組んでいきます

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