サテライト・エクステンションセンター

三陸沿岸地域復興支援の拠点

岩手大学は、これまで培ってきた教育研究機能をもとに、産学官連携を推進し、全学を挙げて三陸沿岸地域の復興支援の取組を行うため、現地拠点として「釜石サテライト」「久慈エクステンションセンター」「宮古エクステンションセンター」「大船渡エクステンションセンター」を設置しています。

釜石サテライト及び各エクステンションセンターは相互に連携しながら以下に取り組んでいます。
  1. ① 「被災地からの支援ニーズの収集」
  2. ② 「岩手大学のシーズの情報提供と被災地の支援ニーズのマッチング」
  3. ③ 「沿岸自治体・学校・漁協・企業などとの連絡調整」
  4. ④ 「各種支援活動の企画立案や復興プロジェクトの推進」

釜石サテライト

三陸地域の震災復興・地域創生活動の拠点として、地域の農林水産業や企業の課題をタイムリーに把握し、本学の研究シーズとのマッチングによる課題解決のための相談会・セミナーや共同研究などを行っています。施設内には「三陸水産研究センター」を設置し、平成28年4月から4名の水産専門の教員が常勤して、増殖・養殖・加工マーケティングの3つの分野の研究プロジェクトを行っているほか、岩手大学と岩手県水産技術センター等が連携して進める「食料生産地域再生のための先端技術展開事業」や釜石市からの水産人材育成のための委託事業等を実施しています。

心のケア班では、2013年3月より釜石サテライト内に相談ルームを設置し、臨床心理士のスタッフを常駐させ、無料にて心理相談活動を行っています。相談内容は、震災に関わるPT SD・喪失・生活の変化をはじめ、支援者とのコンサルテーションや、震災に関わらず家族、不登校、進路などの相談を受けています。
相談室内には「箱庭」と呼ばれる心理療法用具や、書籍などを設置しています。H27年度からは、EMDRと呼ばれるトラウマに特化した心理療法を導入し、長期的な被災者と支援者の心のサポートを行っています。

相談予約 岩手大学人文社会科学部こころの相談センター
TEL:019-621-6848。月〜金曜日の10:30〜12:30受付へお電話下さい。

久慈エクステンションセンター

久慈エクステンションセンターでは、開設当初から現場訪問を活動の第一として、被災した水産業分野をはじめ、農林畜産分野の地域特有の課題解決を目指した研究や産業支援の取組に関する様々なコーディネートを行いました。現在はこれまでの研究活動で得られた成果のうち、実用可能性のある者の技術移転の取組を開始しており、復興に資する、より高次の活動を行っていくことと、地域創生という活性化の観点での活動展開も踏まえて学外の機関とも協力しながら、幅のある対応をして行きます。
更に、教育機関としても地域の各学校との連携を進め、大学であればこそ提供できるプログラム体験機会を創出し、久慈地域での人材教育・育成機械の充実と強化を図っていきます。
また、対象者を絞ったコンパクトな出張セミナーや車座研究会の開催を継続し、地域と大学との連携関係を強化していきます。

宮古エクステンションセンター

宮古エクステンションセンターは、宮古市産業振興部産業支援センター内に設置されており、三陸沿岸地域の復興・地域創生活動の一拠点として、産学官連携による産業振興に取り組んでいます。
企業ニーズと本学教員のシーズをマッチングさせ、共同研究などによる連携を積極的に推進し、既存事業の機能強化、さらには新事業への取り組みを、外部資金獲得を支援することで、より積極的に企業が取り組めるよう支援しています。そのような活動により、産業界の更なる発展と共に、本学卒業生をはじめ若者の地元雇用の機会を増やし、若者定着による持続可能性の高い地域の形成を目指しています。

大船渡エクステンションセンター

大船渡市商工港湾部内に設置され、大船渡市を中心とした三陸沿岸南部地域における三陸復興・地域創生の推進活動拠点として地域課題の調査を行っており、日々の調査活動を通じて地域企業が抱えるニーズを抽出し岩手大学や県内各研究機関のシーズとのマッチングを行っております。
大船渡市での基幹産業である水産関連企業からは人手不足を補うための効率化に対するニーズが強く、省力化装置や全自動・半自動機などの開発を求める声が寄せられます、そこで企業との共同研究を立ち上げ新装置の開発に取り組む事例もあります。
こうした研究を通じて地域産業の復興をサポートしていきます。