Center for Cooperative Research and Development, Iwate University

研究名称: トンネル掘削用カッターコーン

研究者: 工学部材料物性工学科  堀江 皓 教授  

共同研究者: (株)ジックマテリアル(岩手県北上市)

「次世代高機能複合型鋳物の応用研究」として鋳ぐるみ工法による複合型鋳物の製造技術を確立し、トンネル掘削用カッターコーンを開発した。
鋳ぐるみ工法によるカッターコーン
従来工法:素材から機械加工でカッターコーンの形状を作り、これにドリルで穴を開けて超硬チップを圧入する。
新工法(鋳ぐるみ工法):鋳型にチップをあらかじめセットし、これに球状黒鉛鋳鉄溶湯を鋳込むことで溶湯とチップが融着して接合が起こる。
■特 長
  1. 信頼性の向上
    チップと鋳鉄が融着しているので、使用時におけるチップの脱落が減少し、信頼性の向上が期待される。
  2. 製造コストの削減
    従来の機械加工による製造方法と比べて製造工数が簡略化されるので、50%から70%程度のコストダウンが見込まれる。
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