1. 本学の研究費の推移
   

   本学の研究費（直接経費）は、２００１（平成１３）年度において、総額約９億７，９００万円。
   
   　２０００年度と比較すると、一見、約５億４，０００万円（約３６％）の大幅減少のように見えるが、これは、研究費のうちの教官当積算校費が教育研究基盤校費の一部と制度が改められ、それまでは研究費に含められていた賃金、高熱水料、電話清掃警備委託等の経費（いわゆる間接経費）を除く研究費（いわゆる直接経費）のみが配分されることとなったためである。
   なお、賃金、高熱水料、電話清掃警備委託等の経費（間接経費）は、研究費（直接経費）とは別途に計上されている。
   
   　教官一人当たりの研究費（直接経費）は、２００１年度で約２１２万円。
   
   

2. 学部毎の状況

   　(1)　人文社会科学部

   ２００１年度において、研究費（直接経費）の総額約６，８００万円。
   教官一人当たりの額では、約７８万円。
   
   前年度比、科学研究費補助金は、約３６％増、奨学寄付金は約２．４倍、受託研究費は初めて９０万円、民間等との共同研究費は０。
   

   (2)　教育学部

   ２００１年度において、研究費（直接経費）の総額約１億６００万円。
   教官一人当たりの額では、約１１０万円。
   
   前年度比、科学研究費補助金は、約１９％減、奨学寄付金は約２９％増、受託研究費及び民間等との共同研究費は０。
   

   (3)　工学部

   ２００１年度において、研究費（直接経費）の総額約３億９，０００万円。
   教官一人当たりの額では、約２５５万円。
   
   前年度比、科学研究費補助金は、約１５％減、受託研究費は約３９％減、奨学寄付金は約１４％増、民間等との共同研究費は約１８％減。
   

   　(4)　農学部

   ２００１年度において、研究費（直接経費）の総額約３億９，４００万円。
   教官一人当たりの額では、約３３９万円。
   
   前年度比、科学研究費補助金は、約１３％減、受託研究費は約２．０倍、奨学寄付金は約３７％増、民間等との共同研究費は約９０％増。
   

3. 研究費毎の状況

   　(1)　教育研究基盤校費（教官当積算校費）

   　研究費のうち、教官当積算校費は、２０００年度から教育研究基盤校費の一部と制度が改められ、さらに２００１年度からは間接経費を除いた直接経費のみが配分されることになった。
   　なお、２００１年度の間接経費を含む教育研究基盤校費の一部の総額は、前年度並み。
   

   　(2)　科学研究費補助金

   　２００１年度の総額は２億４，１００万円で、前年度比約９％減。
   人文社会科学部が約３６％増であるほかは、教育学部が約１９％減、工学部が約１５％減、農学部が約１３％減。
   

   　(3)　受託研究費

   　２００１年度の総額は１億２，９００万円で、前年度比約約２６％増。
   農学部が約２.０倍の大幅な伸び、人文社会科学部が初めての受け入れ、工学部は約３９％減。
   

   　(4)　奨学寄付金

   　２００１年度の総額は１億４，９００万円で、前年度比約約約２４％増。
   　人文社会科学部が約２．４倍、農学部が約３７％増、教育学部が約２９％増、工学部が約１４％増。
   

   　(5)　民間等との共同研究費

   ２００１年度の総額は１億１，５００万円で、前年度比約２％減。
   農学部が約９０％増、工学部が約１８％減、人文社会科学部及び教育学部は依然０。
   

研究費の推移

　部局別、　人文社会科学部、　教育学部、　工学部、　農学部、　保健管理センター、　地域連携推進センター、　情報処理センター、　図書館、　事務局

大学全体

岩手大学の研究費の推移 （単位：千円）

平成１3年度教官当積算校費は推定額