岩手大学SIPプロジェクトの目的と概要

「分子接合技術」による革新的ものづくり製造技術の研究開発

◆研究背景

  • 自動車、航空機、半導体、医療関連機器など幅広い産業分野において、新たな複合材料の開発競争が展開される中、異種材料の接合が重要性を増している。
  • 岩手大学の「トリアジンチオール誘導体による分子接合技術」が有する非材料依存性、非接合条件依存性及び非環境条件依存性によって、部品点数の少量化、工程の融合化等による新しいものづくりの提案が可能。
  • 当該技術の高度化と普及促進を進め、数多くの新しい機能性製品等の創出を展開することにより、東日本大震災からの復興と、我が国のものづくりの革新を目指す。

◆目標(技術目標)

  • 吸着官能基熱特性・化学特性評価
  • TESの硫黄量0.5%以上となる条件確立
  • 加工負荷低減等の低分子モノマーを開発
  • 低粘度複合体コンパウンドの成形加工条件検討
  • 測定装置の開発と測定ノウハウの構築
  • 分子接合有機薄膜の性質解明技術の解明と応用分野の開拓

◆目標(事業化目標)

  • 事業化テーマ5件の研究開発と市場投入
  • 加えて、新たな事業化テーマ5件以上を発掘し研究開発を推進
実施体制

◆実施内容

実証試験による活用範囲の解明、接合性や昜加工性を付与した材料開発、接合表面の高度化、新機能性製品の実用化等の研究開発を実施する。

◆実用化・事業化に向けた戦略、推進体制

  • 技術移転コンソーシアムへの企業参画
  • 参画企業への技術研修実施や研究者交流による情報交換
  • アドバイザーや調査事業による事業化に向け必要な情報収集
  • 参画企業の個別事業化ニーズの把握と事業化検討
  • 事業化研究開発の実施を展開し研究者と一体的に事業化までをコーディネート

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岩手大学 研究支援・産学連携センター  担当: 佐藤、藤沼
 ◆TEL 019-621-6689   FAX 019-621-6892
 ◆E-mail iwateeco★iwate-u.ac.jp  ※ ★記号を「@」記号に置き換えて下さい。