公開講座「マボヤの子どもで働く遺伝子を可視化する」開催いたしまいした
2022年7月30日(土)~31日(日)に公開講座「マボヤの子どもで働く遺伝子を可視化する」を開催し、3名の方にご参加いただきました。
岩手や青森、宮城のスーパーマーケットで良く目にするマボヤ(成体)は、姿形は私たちと全く異なるが、実は、私たちと同じ、脊索動物に属する。その事実が最も良くわかるのが、マボヤのオタマジャクシ幼生である。本プログラムでは、この私たちにとって馴染みの生き物であるマボヤの幼生を用いて、遺伝子がどこで働いているかを可視化する技術WISH法を体験していただきました。
まず、標的遺伝子由来のmRNAにハイブリダイズしたジゴキシゲニン標識RNAプローブのうち非特異的に結合したものを洗浄液やRNase A処理により除去した後、ブロッキング反応を行い、アルカリフォスファターゼ結合抗ジゴキシゲニン抗体を添加した。次の日には、抗体を洗浄した後、染色液を添加し、アルカリフォスファターゼ活性を検出し、観察を行った。反応時間の間には、WISH法の原理や、ホヤの初期発生、脊椎動物の進化に関する説明を行いました。