R7.07.05 公開講座『第29回農学部4学科 「食料農学科」「生命科学科」「地域環境科学科」「動物科学・水産科学科」の実験講座』を開催いたしました
令和7年7月5日(土)に公開講座『第29回農学部4学科 「食料農学科」「生命科学科」「地域環境科学科」「動物科学・水産科学科」の実験講座』を開催いたしました。
平成8年に「農学部4課程の実験講座」としてスタートした本講座は、平成28年度の学部改組に伴い「農学部5学科の実験講座」として継続し、令和7年の学部改組に伴い「農学部4学科の実験講座」として今年で通算29回目を迎えました。主として岩手県内の高校生を中心とした若い世代や理科教育に携わる教員の方々を対象として、実験やフィールドワークを中心とした講座です。
4つの学科で活躍している教員を講師として、はじめに、現在進めている研究や実験の様子についての説明がありました。
その後、8つの希望コースに分かれて実際に実験やフィールドワークを行い、地図を重ねて”まち”の歴史を発見するコースでは、100年以上前の地図と現代の地図を並べて表示できる「今昔マップ」を使用し、昔から残っている場所、昔はあったが今はなくなってしまった場所等を発見することを通じて、地域の特徴を把握・整理し、街の変化を確認していました。また、ネコのマタタビ反応 動物行動を化学的に紐解くコースでは、「実験を通じてマタタビの成分には虫よけ効果があることを知り驚いた」、「動物がなぜそのような行動をするのか様々な視点から考える必要があると学んだ」という声がありました。
参加された47名のみなさんには、学校とは違う実験内容や実験器具にも触れながら興味関心を深め、教科書では得られない「科学の面白さ」を体験していただきました。