R7.10.4公開講座「地域におけるこどもの居場所とはーこどもの権利保障の観点から-」を開催いたしました

 令和7年10月4日(土) 公開講座「地域におけるこどもの居場所とはーこどもの権利保障の観点から-」を岩手大学教育学部北桐ホールにて開催いたしました。

 高校生・大学生・一般・教育現場関係者等40名が参加し、講師には、NPO法人ゆめ・まちねっと代表 渡部達也・美樹氏、奥州市青少年育成市民会議 大村千恵氏、宮城県名取市下増田児童センター館長 渡邊由貴氏をお迎えし、基調講演、シンポジウムを行いました。

 

 基調講演では、NPO法人ゆめ・まちねっと代表 渡部達也・美樹氏による、生きづらさを抱えた同世代へのアプローチとそこに携わる側の姿勢について、若い世代にも伝わるようなメッセージ性の強い講演をいただきました。

 シンポジウムでは、奥州市青少年育成市民会議 大村千恵氏、宮城県名取市下増田児童センター館長 渡邊由貴氏、それぞれ事例報告がなされ「こどもの主体的参画」を強く意図した内容で、こどもの声を汲みとるための工夫という点で講演いただきました。

 

 

その後、参加者全員で活発なディスカッションが行われました。

高校生世代からの質問感想では、

・将来こどもに関わる仕事に就きたいが、今やておいたほうがいいことはあるか?

・生きづらさを抱えた同世代がいることを初めて知った。

・教員になったら、教育と福祉の融合にチャレンジしたい。

など、大人へ勇気を与えてくれるようなコメントが出されました。

 

 高校生世代が多数参加してくれたことによって、当事者目線で議論ができ、参加者の皆さんにとって大変貴重な時間となりました。

今回の関心の高さから、高校生世代同士で議論する機会を設けるなど、第2段の実施を検討したいと考えております。