令和7年9月20日(土)～11月22日(土)計5回、公開講座「こどもに関わる専門職を目指す人たちへ 2025 -あそびを通したこどもの育ちを考える-」を開催いたしました。

 

本講座は「教育」や「福祉」など、『こども』に関わる専門職を目指している高校生・大学生世代を対象に、幅広く、そして多角的に『こども』を捉えることの大切さや必要性について考え、また、あそびを通したこどもたちとの関りを実際に体験しながら、こどもの育ちとあそびの重要性について学ぶことを目的として開催いたしました。

 

第1回　令和7年9月20日(土)

会場：岩手大学

《内容》

・ガイダンス/こどもの放課後とは：岩手大学教育学部　准教授　深作拓郎

・「こどものあそび、育ち、権利」：ゲスト　工学院大学　教授　安部芳絵氏

 

 

第2回　令和7年10月18日(土)

会場：岩手県立児童館いわて子どもの森

《内容》

・いわて子どもの森　現地見学

・あそびと児童館

・「あそび場」での安全管理

岩手県立児童館いわて子どもの森　チーフプレーリーダー長﨑由紀氏、プレーリーダー佐藤星河氏

 

第3回　令和7年11月2日(日)

会場：岩手県立児童館いわて子どもの森

《内容》

・あそびの企画と準備

岩手大学教育学部　准教授　深作拓郎、

岩手県立児童館いわて子どもの森　チーフプレーリーダー長﨑由紀氏、プレーリーダー佐藤星河氏

 

第4回　令和7年11月16日(日)

会場：岩手県立児童館いわて子どもの森

《内容》

・受講生たちが企画したあそびを、いわて子どもの森にて実践

岩手大学教育学部　准教授　深作拓郎

岩手県立児童館いわて子どもの森　チーフプレーリーダー長﨑由紀氏、プレーリーダー佐藤星河氏

 

第5回　令和7年11月22日(土)

会場：岩手大学

《内容》

・講座の振り返り

ゲスト：IBC岩手放送アナウンサー　奥村奈緒美氏

岩手大学教育学部　准教授　深作拓郎

岩手県立児童館いわて子どもの森　チーフプレーリーダー長﨑由紀氏

 

　　

 

　　

 

　

 

受講後のアンケートからは、

・こどもの権利条約の理念に即したこどもとの関わりの重要性を体得できた。

・支援者が「遊びをつくる」ことの本質について、専門職観点で体験できた。

・名前の無い遊びからこどもの発想力が高まり、普段味わうことの出来ないワクワクした感情が生じていくことが体験できた。

・子ども、保護者への関わり方は介入しすぎず自然に導くような関わり方であり、子どもが活動の主体であることに配慮した関わり方であった。

等の回答から、本講座の目的がおおよそ達成されました。

一方で、高校生世代は部活や模試、大学世代は教育実習やインターンシップ等で、5回連続講座に参加困難な状況も把握できたので、今後、回数の持ち方について検討していきます。