about

日本型イノベーション・エコシステムの形成と
地域創生の実現を目指す

地域イノベーション・エコシステム形成プログラムとは?

「地域イノベーション・エコシステム形成プログラム」とは、地域の成長に貢献しようとする地域大学に事業プロデュースチームを創設し、地域の競争力の源泉(コア技術等)を核に、地域内外の人材や技術を取り込み、グローバル展開が可能な事業化計画の下、社会的インパクトが大きく地域の成長とともに国富の増大に資する事業化プロジェクトを推進するものです。日本型イノベーション・エコシステムの形成と地方創生の実現を目指します。

文部科学省:地域イノベーション・エコシステム形成プログラム

事業概要

岩手大学が有する分子接合技術により、半導体から電子製品までのエレクトロニクス実装分野における接着技術を根本的に変革し、更に次期5Gを見据えた高速伝送デバイス実装へ広げ、国際的にプロセス及びプロダクトイノベーションを引き起こします。

事業目標

岩手県ではいわて県民計画(2019~2028)において、国際競争力が高く、地域の産業・雇用に好循環をもたらすものづくり産業の展開を推進しています。本プロジェクトでは、岩手大学で開発された革新的な「分子接合技術」と「トリアジン骨格を有する樹脂材料」をさらに高度化し、主に高周波や電力デバイスを目指したエレクトロニクス実装分野へ応用展開する次世代の技術開発と人材育成を実施し、グローバルへの展開を目指します。

事業期間

令和元年9月~令和6年3月(予定)

事業パンフレット

本事業に関する概要は下記パンフレットもご覧ください。

【パンフレットのダウンロードはこちら】

事業プロデューサー紹介

事業プロデューサー

藤代 博之FUJISHIRO Hiroyuki

岩手大学理事(総務・企画・評価・広報担当)・副学長(2020年~)
1985年東北大学大学院工学研究科博士課程を修了し、財団の半導体研究所等を経て1991年に岩手大学に着任。地域連携推進センター長を務めるなど産学連携や地域連携にも造詣が深い。

事業化プロジェクトの概要

  1. 微細配線・3次元配線技術の開発

    材質の異なる2つの材料を化学結合(分子レベル)で強固に接合する分子接合技術により、Next5Gで求められている伝送ロス抑制に有効な低誘電率・低誘電正接材料への平滑面めっき配線技術を開発します。
    (教授:平原 英俊)

  2. 高速伝送・高信頼性接合技術の開発

    耐熱性で凝集力や複合化に優れたトリアジン骨格を有する特殊樹脂により、低誘電率・低誘電正接でかつ導体との密着強度が高い絶縁樹脂材料を開発します。また、次世代半導体パッケージで求められている接着性が高く成形が容易な高耐熱・熱伝導材料を開発します。
    (教授:大石 好行)

▲ガラス基板上に分子接合剤を介してエッチングレスで直接形成しためっきパターン

事業化プロジェクトの成果・目標

PJ1は、材質の異なる2つの材料を化学結合(分子レベル)で強固に接合する分子接合技術(i-SB法)により、Next5Gで求められている伝送損失低減に有効な低誘電率・低誘電正接材料への平滑面めっき配線技術を開発しています。一方PJ2は、耐熱性があり、凝集力や複合化に優れたトリアジン骨格の特徴を活かし、低誘電率・低誘電正接でかつ導体との密着強度が高い絶縁樹脂材料を開発しています。
PJ1、PJ2の研究目標達成の先に、接合プロセス及びプロダクトイノベーションを引き起こすことで世界を目指します。

推進体制

推進体制図 大きい画像で見る

問い合わせ先

岩手大学 研究支援・産学連携センター
地域イノベーション・エコシステム形成プログラム事務局

〒020-8550 岩手県盛岡市上田三丁目18-33

TEL
019-621-6294
E-mail
iwateeco@iwate-u.ac.jp

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