生涯学習部門

学習には2つのニーズがあるといわれています。一つは、要求としてのニーズ(趣味、スポーツなど人びとが学習したい
という気持ちを自覚しているもの)と、もう一つが、必要としてのニーズ(人権問題や地域活動の学習など、学習の必要性があるものの必ずしも学習要求として自覚化されていない場合があるもの)です。

近年、経済のグローバル化や社会変化に伴い人々の価値観も変化しており、成人学習者の関心も身近な課題から社会的課題へ移行しつつあります。こうした状況を鑑み生涯学習部門では、多様な成人学習者の特徴を生かした生涯学習プログラムの充実化を目指しています。また、成人学習者が「学びをほどき、編みなおす力」「地域で生かす力」「学び続ける力」などを身に付け、地域活動や職業生活で役立てることによって地域の生涯学習の振興を目指しています。

生涯学習関連基礎研究

日本国内・外における生涯学習・教育の動向を把握しつつ、成人学習者のニーズに応じた学びの場づくりや、地域の課題に応じた生涯学習プログラムの開発のための地域住民のニーズ把握・分析をとおした基礎データを構築します。さらに、研究成果は論文および報告書などをとおして公開し、学内および地域の生涯学習関連機関へ提供し、地域住民の持続可能な学習支援に取り組んでいます。

社会教育主事養成

文部科学省の委託を受けて本学が実施する講習会です。社会教育主事は、専門的職員として社会教育を行う者に対する助言や指導に当たる役割を担うことになります。なお、当養成講座では、社会教育主事としての専門的知識・機能習得を目指しています。

公開講座

大学の研究成果を広く社会に還元するため、また一般市民の方が生涯学び続けることのできる場づくりのため、「公開講座」を実施しています。
講座は、「文学系」「芸術系」「スポーツ系」「農学系」「工学系」等幅広い分野の講座を提供しています。 ※本年度 公開講座開講科目
http://www.ccrd.iwate-u.ac.jp/lifelong/kouza/

学内・外連携事業

生涯学習事業の充実化を図るため、「スポーツユニオン」、「アートフォーラム」、「宮澤賢治センター」といった学内組織や自治体等と連携し、事業を展開しています。

  • アートフォーラムでは、これまで岩手の大地で培われた芸術文化をより深化させ、芸術文化教育の拠点として、地域の芸術文化活動の支援と育成に取り組んでいます。

  • スポーツユニオンでは、各自治体・体育団体と連携し、地域スポーツの振興、指導者養成や健康増進活動等の分野において、研究成果を広く地域に還元することを目的に活動しています。

  • 宮澤賢治センターでは、宮澤賢治についての多くの関心を結集し、会員相互の交流を促進して、賢治研究の普及と発展に努めることを目的に活動しています。

社会人学び直しプログラムの開発

地域住民(若者、高齢者、女性、外国人など)や社会人のニーズの多様化・高度化に対応した環境整備とともに地域の課題に対応できる人材育成プログラムの開発を行っています。特に、女性の社会参加・仕事への復帰が注目されているなか、ライフステージに応じた学ぶ機会の充実化を図りながら生涯学習プログラムの質保証を目指したアカデミックプログラムの開発に取り組んでいます。また、地域のコミューニティセンターと差別化された生涯学習プログラムの充実化をとおして大学が地域住民や企業に身近な学びの場としての機能を強化します。