花巻市大迫町内川目地区自主防災研修会に参加しました
平成29年6月14日(水)に花巻市大迫町内川目地区にある内川目振興センターにて開催された自主防災研修会に講師として三陸復興・地域創生推進機構佐々木研究員(八幡平市)が参加し、発表を行いました。
講演テーマは「産学官連携による地域防災マップ作成を通じた地域活性化」と題し、昨年度佐々木研究員のコーディネートにより実施された八幡平市寺田地域振興協議会と本学地域防災研究センターとで作成した「地域防災マップづくり」についての事例紹介を行いました。事例内容は、寺田地域振興協議会が中心となり平成25年度の台風被害にあった現場を本地域防災研究センターの教員が一緒にまわり専門的知見からアドバイスを行ったことや地域住民の防災への意識を高める活動としてワークショップを数回開催したこと、その結果を地域防災マップに反映し地域住民に配布されたことなど地域防災マップが完成するまでの経緯を説明しました。また、この活動をきかっけに、今年4月に寺田地区に自主防災組織が立ち上がったことや今後「寺田地区防災計画」を作成し八幡平市に提案する予定もあることなど今も自主的な活動が活発に行われていることが紹介されました。質疑応答では、「どのような形で地域住民が携わっていたのか」「立場の弱い人の避難をどう考えたのか」等質問が寄せられ活発な意見交換がなされた研修会となりました。
参加者からは、「今日の講演をきっかけに今後の活動に役立てていきたい。本日は大変勉強になった」との感想が寄せられました。

