キャンパス・エクステンションセンター

三陸沿岸地域復興支援の拠点

岩手大学は、これまで培ってきた教育研究機能をもとに、産学官連携を推進し、全学を挙げて三陸沿岸地域の復興支援の取組を行うため、現地拠点として「釜石キャンパス」「久慈エクステンションセンター」「宮古エクステンションセンター」「大船渡エクステンションセンター」を設置しています。

釜石キャンパス及び各エクステンションセンターは相互に連携しながら以下に取り組んでいます。
  1. ① 「被災地からの支援ニーズの収集」
  2. ② 「岩手大学のシーズの情報提供と被災地の支援ニーズのマッチング」
  3. ③ 「沿岸自治体・学校・漁協・企業などとの連絡調整」
  4. ④ 「各種支援活動の企画立案や復興プロジェクトの推進」

釜石キャンパス

釜石キャンパス

釜石キャンパスでは、震災後、産学官連携専門職員による三陸地域における産学官連携の推進に加え、特任准教授/臨床心理士による被災者に対する心のケアを行ってきました。
平成25年3月には、三陸沿岸の更なる復興支援を行うことを目的として三陸産業の高度化・三陸水産品のブランド化を目指す「岩手大学三陸水産研究センター」や臨床心理士による心のケアを行う「こころの相談ルーム」が入居し、平成30年10月からは、水産システム学コースの第1期の学生を盛岡から迎え入れ、常勤教員3名のもと、3年後期からの卒業研究が沿岸各地をフィル―ドとして行われています。
釜石に配属となった学生は、卒業研究はもとより、市民などとの交流や漁業体験、海釣りなどのプライベートな時間を有意義に過ごし、釜石ライフを満喫しています。
更に、令和元年7月には、水産業と復興の担い手を育てる教育研究環境を充実させるため、既存のセンターに併設する形で総合教育研究棟(水産系)が整備され、全国でも珍しい県市の自治体と大学が連携して整備した施設であり、復興をさらに加速させるため地域の水産業の課題に対応した研究開発を教員・学生が一体となって進めることとなります。

久慈エクステンションセンター

久慈エクステンションセンター

久慈エクステンションセンターでは、2012年4月の開設以来、現場訪問を活動の第一として、被災した水産業分野をはじめ、農林畜産分野の地域特有の課題解決を目指した研究や産業支援の取組に関する様々なコーディネートを行いました。現在はこれまでの研究活動で得られた成果のうち、実用可能性がある技術移転の取組を開始しており、復興に資する、より高次の活動を行っていくことと、地域創生という活性化の観点での活動展開も踏まえて学外の機関とも協力しながら、幅のある対応をして行きます。
更に、教育機関としても地域の各学校との連携を進め、大学であればこそ提供できるプログラムの体験機会を創出し、久慈地域での人材教育と育成機会の充実を図っていきます。
産業分野への知識習得機会では、テーマを絞ったコンパクトな出張セミナーや車座研究会から、大規模なフォーラムやシンポジウムの開催を継続し、地域と大学との連携関係を強化していきます。

宮古エクステンションセンター

宮古エクステンションセンター

宮古エクステンションセンターは、宮古市産業振興部産業支援センター内に設置されており、三陸沿岸地域の復興・地域創生活動の一拠点として、産学官連携による産業振興に取り組んでいます。
企業ニーズと本学教員のシーズをマッチングさせ、共同研究などによる連携を積極的に推進し、既存事業の機能強化、さらには新事業への取り組みを、外部資金獲得を支援することで、より積極的に企業が取り組めるよう支援しています。そのような活動により、産業界の更なる発展と共に、本学卒業生をはじめ若者の地元雇用の機会を増やし、若者定着による持続可能性の高い地域の形成を目指しています。

大船渡エクステンションセンター

大船渡エクステンションセンター

大船渡市商工港湾部内に設置され、大船渡市を中心とした三陸沿岸南部地域における三陸復興・地域創生の推進活動拠点として地域課題の調査を行っており、日々の調査活動を通じて地域企業が抱えるニーズを抽出し岩手大学や県内各研究機関のシーズとのマッチングを行っております。
大船渡市での基幹産業である水産関連企業からは人手不足を補うための効率化に対するニーズが強く、省力化装置や全自動・半自動機などの開発を求める声が寄せられます、そこで企業との共同研究を立ち上げ新装置の開発に取り組む事例もあります。
こうした研究を通じて地域産業の復興をサポートしていきます。