共同研究員

相互友好協力協定締結自治体との共同研究
岩手大学は、県内の13の自治体※と文化・教育・学術の分野で支援及び協力をするために相互友好協力協定を締結しています。
また、実践的な取り組みとして、相互友好協力協定締結自治体の3市と共同研究を行い、研究支援・産学連携センターに市職員を共同研究員として受け入れています。
※旧水沢市と旧江刺市を含む
相互友好協力協定締結自治体
相互友好協力協定締結自治体・共同研究
釜石市
(平成13年3月5日相互友好協力協定締結)
釜石市は、釜石地域の特性を活かし、産学官連携による地域創生のための実践的研究をテーマに、岩手大学に共同研究員を派遣しています。これまでの主な成果として、高付加価値合金の開発、特産品の6次産業化による新商品開発、水産物輸送新技術の移転、観光・まちづくりへの学生提言などがあります。また、平成29年度には市内に「岩手大学釜石キャンパス」が開設、令和元年度にはキャンパス内に「総合教育研究棟(水産系)」が整備され、海洋・水産分野の研究活動の活性化が促進されるとともに、市と大学とのより一層の連携強化が期待されています。今後は、新しい時代の変化に合わせた新しい地域づくりや問題解決の仕組みづくりが必要となることから、大学と自治体の連携の必要性は高いと考えられます。岩手大学に常駐する共同研究員として、各分野と大学との調整役としてサポートを行い、企業、自治体、団体、学生、研究者等と共に活動することにより、より密な連携、新しい可能性の探求や無駄のない合意形成が図れることが期待されます。

盛岡市
(平成14年11月25日相互友好協力協定締結)
盛岡市は「産学官連携による持続的な産業振興に関する実践的研究」をテーマとして、共同研究員を岩手大学に派遣することにより、大学と市内企業との連携を進めています。また、連携を推進することにより、持続可能な産業振興や地域創生に向けた方策の検討も行っています。共同研究員は、市役所では商工労働部ものづくり推進課立地創業支援室に所属していますが、大学では市役所の事務分掌に関わらず様々な案件に関わっています。
岩手大学理工学部構内には、新技術又は新製品を開発しようとする企業等に対して盛岡市と岩手大学とが連携により支援を行うことを趣旨として、盛岡市産学官連携研究センター(コラボMIU)というインキュベーション施設を設置しており、業務の一環として、入居企業の地域展開支援や、施設の事務事業補助等も行なっています。

奥州市
(平成18年11月19日相互友好協力協定締結)
奥州市と岩手大学とは、岩手大学鋳造技術研究センター水沢サテライトの設置による鋳物産業振興など、すでにさまざまな連携による成果を生み出してきています。
奥州市では、産学官連携、関係機関との連携プラットフォーム形成、横断的ワンストップサービスの展開などのための体制として、市役所企業振興課内に企業支援室を設けています。このことを背景に、主に産業支援面での岩手大学との連携をさらに強化するため、共同研究員を派遣しています。 企業・事業者の次ステージへの展開や、それに触発された地域産業全体の発展を目指し、岩手大学と企業・事業者との新たな連携につながるような活動を行っていきます。
