挨拶
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研究支援・産学連携センター長
(理事(研究・産学連携・地域創生担当)・副学長)
水野 雅裕
東日本大震災から10年が過ぎました。岩手大学は、震災直後から「『岩手の復興と再生に』オール岩大パワーを」をスローガンに、全学一丸となって三陸沿岸地域の復興に取り組んでまいりました。今後はこれまでの経験を踏まえ、教育研究を通じて地域創生に向けた取り組みに注力していきたいと考えています。
我々はいま、少子高齢化、地方の過疎化、気候変動等による災害の多発、感染症の世界的拡大、経済悪化といった様々な課題に直面しています。複雑に絡み合う課題に対応するには、多角的な視点に立って物事を考えることが大切です。大学としては「異分野融合」や「共創の場形成」といった取り組みが重要となってきます。
こうした背景から、2020年10月、それまでの「三陸復興・地域創生推進機構」の三陸復興部門と地域創生部門の機能および「研究推進機構」の機能を統合した「岩手大学研究支援・産学連携センター」を発足させました。本センターの特徴は、URA(University Research Administrator)による研究・産学連携マネジメント機能を強化したことにあります。これにより、多様な分野のステークホルダーとの連携を促進し、本学の強みや特色に根差した水準の高い研究成果を、オープンイノベーションを通じて社会実装や課題解決につなげたいと考えています。
岩手大学研究支援・産学連携センターは、自治体・産業界・関連団体等と密接に連携し、持続可能な地域社会の創生に微力ながら貢献する所存ですので、本センターの取り組みに対し、ご理解とご支援をお願いいたします。