地域創生モデル構築活動支援

岩手大学では、平成23年3月11日の東日本大震災発災直後から三陸地域の復旧・復興に向けて全学一丸となって取り組むとともに、発災から約半年後の平成23年10月に「三陸復興推進本部」を設置し、さらに平成24年4月には三陸復興推進本部を発展的に改組して「三陸復興推進機構」を発足させました。三陸復興推進本部と三陸復興推進機構で取り組まれてきた学習支援、心のケア、被災動物支援、地域コミュニティ再建支援、ものづくり産業復興、農地復興、園芸振興などの活動は、平成28年4月に発足した「三陸復興・地域創生推進機構三陸復興部門」に引き継がれ、これまで学術、地域貢献、人材養成のそれぞれの分野で成果を上げてきました。
大震災発災から9年が経過し、地域ニーズが変化していることやこれまでの活動成果を地域の持続的発展に活かす取組に移行する段階にきていること等を踏まえ、三陸の復興と地域創生のために地域と連携して取り組む活動について、地域における自立的、持続的な活動につなげることを目的に支援する「地域創生モデル構築活動支援経費」を令和2年度に創設しました。
この支援経費で採択された活動を通じて、三陸の復興と地域の持続的発展に向けた「新たな地域創生モデル」を構築し、その知見を大学院総合科学研究科や学部に還元して地域創生型人材の育成を推進することとしています。