「平泉文化セミナー」第30回例会が開催されました
平泉文化教育研究部門を担当する平泉文化研究センターでは、東アジアにおける総合的「平泉学」を広く一般に紹介するため、定期的に平泉文化セミナーを開催しています。
4月27日(木)に開催した今年度第一回目となる平泉文化セミナー(通算30回目)では、伊藤博幸客員教授が「佐渡市平泉寺の調査について」と題した講演を行いました。
伊藤客員教授は、「平泉」の名称の起源をテーマに、中国や日本国内の平泉寺を調査しており、今回は、佐渡市の丸山平泉寺と平清水多聞寺における研究結果を解説しました。
両寺院とも地名が平清水であり、いずれも脇地に霊泉をもっているなど、国内その他の平泉寺とも共通項があるという伊藤客員教授の説明には、参加者が熱心にメモをとっていました。
講演後の質疑応答でも参加者から多数の質問があり、充実したセミナーとなりました。
平泉文化研究センターでは今年度も定期的に平泉文化セミナーを開催する予定です。次回は、5月31日(水)17時から「中尊寺供養願文の作法」と題したセミナーを開催しますのでご興味ある方はぜひご参加ください。