公開講座『第13回哲学者内山節氏を迎えての「哲学の森」』を開催しました

講座名:第1講座名:第13回哲学者 内山 節氏を迎えての「哲学の森」

実施日:8月18日(土)、19日(日)

受講者数:18日34名、19日31名  定員数:両日ともに30名

【目的】
演習林設置100周年を記念し哲学者内山節氏をお招きして以来、毎年、自然と人間の関係性や現代社会に関する講義を頂き、これからの社会について考える機会を提供することを目的に開催されてきている。

【活動実績】
哲学者内山節氏をお招きし、自然と人間の関係性や現代社会に関する講義を頂く本講座であるが、今年度は「明治以降を問い直す」、「概念とは何か」、「再び関係性の時代へ」の3つの講義をいただいた。とりわけ明治以降の近代化の中で失われたもの、日本人の思考方法としての「ものそのもの」でなく「それらの関係性」から考える在り方の復活の必要性などが語られた。こうしたお話を受けて、参加者を交えて活発な議論が行われた。
また併せて、講義の中で触れられる「自然と人間の関係性」の岩手における具体的な現われを示すものとしての演習林内を散策しつつ、岩手の風土と歴史の具体的な形としての森と人間の関係についても林内散策を通じて解説した。

【今後の課題】
今後の課題としては、より充実したディスカッションの時間をとれるよう、運営に工夫することが必要である。