「令和4年度岩手大学地域連携フォーラムin久慈」を開催しました
岩手大学と久慈市は、令和4年12月26日(月)14時から久慈グランドホテルにおいて、「令和4年度岩手大学地域連携フォーラムin久慈」を開催しました。このフォーラムは、岩手大学の研究成果や地域との連携事例等を久慈地域の方々に還元し、相互のより一層の発展につなげるため開催したものであり、当日は会場とオンラインで160名を超える方々にご参加いただきました。
フォーラムでは、はじめに主催者を代表して小川智学長及び遠藤譲一久慈市長が挨拶をした後、「岩手大学紹介」として、水野雅裕研究支援・産学連携センター長が本学の産学官連携の取組について紹介しました。
続いて、研究・事例紹介として、本学の教員2名が講演を行いました。まず、「久慈と水災害~これまでの災害の経験をどう活かすのか」と題して、小笠原敏記地域防災研究センター長が講演し、これまで久慈地域が経験した水災害を振り返り、防災・減災に向けた自助・共助の重要性や地域防災研究センターの取組等についてお話をいただきました。
次に、「伐って造って未来へつなぐ~広葉樹天然林での施業と管理~」と題して、山崎遥農学部助教が講演し、世界的に持続的な森林資源管理の必要性が高まっている中で、天然更新を用いた天然林施業の意義や可能性についてお話をいただきました。
また、地域連携フォーラムでは初めてとなりますが、高校生まちおこし団体INSPIREに所属する久慈高校生から「高校生でまちに彩を」と題して、地元商店街と連携したまちおこしの活動や「全国高校生まちづくりサミット」への参加について発表していただきました。
最後に、株式会社ジュークスの城内治代表取締役社長から「地域における産学官連携の重要性について~低白金触媒の量産技術の開発~」と題して、岩手大学との共同研究のきっかけから成果までの事例を基に、産学官連携の意義についてお話をいただきました。
参加者からは、「岩手大学の研究内容や産学官連携の意義について理解を深めることができた」、「高校生や地元企業の発表を通じて久慈地域のポテンシャルの高さを感じることができた」との声が寄せられ、参加者にとって有意義なフォーラムとなったようです。
小川学長挨拶 遠藤久慈市長挨拶
水野研究支援・産学連携センター長 小笠原地域防災研究センター長
山崎農学部助教 高校生まちづくり団体INSPIRE
株式会社ジュークス 城内社長